★免震住宅に見られる「ロッキング現象」?
免震住宅は100年に一度、500年に一度の地震に対しては究極の非常に優れた性能を発揮します。
ところが一年に3~4回来る台風に対し弱いと言われています。それは地面を中心に上へ行くほど揺れるロッキング現象が起きるからです。原因は免震層の鉄骨架台と言われています。一見頑丈そうに見えますが、鉄骨架台は通常のコンクリート基礎に比べるとたわみが大きくその為、建物が部分的に沈みこみ又、元に戻るという本来鉄骨の長所でもある粘りが皮肉にもロッキングの原因と見られています。
★制震装置ってどんなものなの?
制震装置は地震のエネルギーを吸収し、建物や人命の安全を高め地震の揺れを軽減する装置で取り付ける住宅のプランや地盤に対する制約が少ないのが特徴です。免震装置は、軟弱地盤や液状化しやすい地盤の土地には設置するのは難しく、免震装置は基礎と建物の間に取り付けるのに対し、制震装置は各階の壁部分などに組み込まれます。
免震住宅が普及しない理由の一つにコストが高いのがあり、そこで考えられてきたのが地震の揺れを吸収するという「制震」という工法です。
★安価で高性能な究極の制震システム?
免震装置より安く高性能な工法ですが今日では様々な金物やシステムが数多く出ていますね。その中でもっとも注目されているのが「制震テープ」というものです。制震システムでほぼ共通しているのが、「粘弾性体」と呼ばれるもので、いままでは地震の揺れを金物や鉄板を介し粘弾性体に吸収させるのが常識でした、つまり粘弾性体に力を伝える為に高価な金物やフレームに投資しなければなりませんでした。ところがこの「制震テープ」粘弾性体だけで制震住宅を創る事が出来るというものです。
★いままでの制震システムよりはるかに高い高性能が得られる!
地震によって変形する柱・梁と変形しにくい石膏ボード・構造用合板の間に入ってその差を小さくする、無駄な部材が全くない経済的で理にかなった制震システムである為、アーベルホームも今後、全棟標準仕様に採用。