★大工の能力を測る目安・・・?
近頃、プレカットの普及により住宅の建て方が変わってきました。一昔前までは大工の棟梁が木に墨を付け一棟一棟建てていました。
今は、機械(コンピュータ)で処理する為、以前ほど大工の能力が重視されなくなって来ています。
時代の流れでしょうか?
とはいっても自分の家に関わる大工は優秀な方がいいですよね。でもどうやって優秀な大工を見分けたらいいんでしょうか?
★大工の能力を測る目安に建築大工技能士の資格があります。
家づくりは、わずかな数ミリの狂いが建物に大きな影響をもたらすことがあります。機械で刻むプレカットといえども完璧ではありません。
その微妙なズレを調整するには、それなりの大工の腕が必要です。
建築大工職には、3級、2級、1級の技能士の資格があります。
2級は県知事、1級は国家資格になり労働大臣から認定されます。
家を建てるとき「あの工務店に頼みたいけど、腕はどうなんだろう」と不安になった時は、ぜひ確認してください。
★積極的に公表しないケースが多いので確認・・・!!
ハウスメーカーでは、大工の資格を積極的に公表しないケースが多いんです! なぜ?
・・・実際に建築(家を建てる)するのは、ほとんどが下請け業者なので、把握しきれない部分もあるかもしれませんが、家を建てれる大工なら誰でもいいんです。職人不足で質にこだわっていないですね。
家づくりは業者選び、技術を持った大工がいるか、も一度確認する必要がありますよ。
★建築大工2級技能士と1級技能士の違い?
2級技能士の受験資格は、実務経験だけの人なら2年以上、実技試験では柱差し小屋組みの平面図、振たるきの原寸展開図を作成し、木ごしらえ及び,墨付けをした後、加工組み立てを行う。制限時間内での作業の為、難関。
1級技能士の受験資格は、2級合格後、2年以上の実務経験が必要、実技試験では、振隅木小屋組の平面図、振隅木及び配付たる木の原寸展開図を作成し、木ごしらえ及び墨付けをした後、加工組み立てを行う。かなりの技術、技能を要する。大工のの目安になります。
1級合格者は、建築実務経験が豊富なので十分信頼出来ます。
一生に一度の家づくり、自分の家は、腕のいい大工に頼みたいですよね。