★シロアリとアリの違い!!
シロアリと言うと読んで字のごとく、アリの体の色が白いだけと思われがちですが、正確に言うとアリとは全く違う生き物で分類上はゴキブリの仲間に入ります。
生態的な特徴も大きく違い、アリが生まれた時は、うじ虫のような形で、さなぎを経てよく知られているアリの形に変態します。シロアリは生まれた時から足が6本あり、成長してもほぼ形状が変わらずサナギの時期がありません。
★シロアリとアリの見分け方。
シロアリは色も乳白色をしており、見たら直ぐにわかるのですが、基本的に人目に付く所には出てきません。ただ、シロアリの羽蟻は目にすることは多いと思いますので、見分けられる様になっておきましょう。
羽の大きさが前翅と後翅で違うのがアリで、両方とも同じものがシロアリになります。他にも触角がくの字に曲がっているのがアリで数珠状の物がまっすぐのびているのがシロアリ。
一番大きな違いは、その体型でアリは、胸の部分にくびれがありません。ここを確認することがシロアリとアリを見分ける一番のポイントになります。
★シロアリの羽アリの発生する時期!!
シロアリの羽アリはある程度発生する時期が決まっており、4月~7月の間が羽アリの群飛する時期になります。
昨今は温暖化の影響もあるせいか、群飛の時期が前後する事はありますが、目安としてこれも覚えておいて頂ければと思います。シロアリの群飛時期とアリとの生態的な特徴の違いを覚えて置く事で、シロアリとアリの羽アリの違いを見分ける事ができます。
※例えば、羽アリが飛んできた日にちを確認して、4月~7月の間ならば、シロアリの疑い有り!!羽の形状を確認し羽の大きさが全て同じであれば、シロアリの疑いがさらにアップ。羽アリ自身を捕まえて胸のくびれがあるのか、ないのかを確認し寸胴型であれば、ほぼ間違いなくシロアリの羽アリです。