水を含んだ土台、特厚30ミリの床合板は乾ききれない内に外壁からふさがれ工事が進められたものだと思いました。
築後3年目で部屋中、カビ臭くていられない!何とかしてくれ‼ と施主さんから元請の会社にクレームが入り私を含め4,5人の職人が依頼され直しに行きました。
築3年と聞いていましたので、外から見た感じだと立派な家と言う印象でした。
中に入ってみると確かにカビ臭いにおいが鼻を突きこれはひどいと感じました。
1階の和室の床合板を剥がした所、床下の土間、大引きはカビと思われる白い胞子で湿気もすごく一部腐食した箇所もありました。畳も湿気で重く裏側はカビが発生していました。
1階、2階の洋間からローカの床は特厚30ミリの合板とその上に12ミリのフロア合板を張っていましたが角を残し全室撤去、新しい合板に張り替え仕上げの床板も張り替えました。
2週間くらいの工事でしたが、今思えば職人の手間から材料費を入れると相当なメンテナンス費用が掛かったと思います。すべて元請の会社が過失を認めメンテナンス費用は会社負担で直したそうですが‼
その後どうなったか詳しいことはわかりませんが、その後も会社ともめていることだけは聞きました。
ちょっとした工事管理、雨降りの上棟日決行が、こう言った悲劇を招くこともあると言う、実際に工事に携わり経験をして来た出来事を紹介しました。
これから家づくりを考えておられる方に、少しでも参考になれば幸いです。
※ 最後に一言。家は車や家電の様な工業製品ではありません。安心して信頼できる専門業者を見つけることが納得する家づくりの秘訣です。