水切りと遮熱透湿シート張りのタイミング?
外部工事の施工上、一番気を付けなければならない事の一つに上棟してから外部(外回り)の壁下地、構造用面材と遮熱・透湿シートの張るタイミングです。出来れば雨に濡らしたくないのがベストですが、天気はわかりません。万が一に備えブルーシートなどで外回りを囲い早めに遮熱透湿シート張りまで持っていきたいところです。春先は天気が変わりやすく工程を組むのが大変です。構造用面材にもいろいろな製品がありますが雨に濡らすと反って来る為釘の打ち忘れがあると壁が膨れ上がってどうする事も出来ません。天気の良い日に遮熱・透湿シート張りまで終わらせるのがベストでしょう。工事中のI様邸は天気の良い日にシート張りまで完了しました。
階段ユニットから上る小屋裏収納スペース、ルーバーサッシ換気扇で対策
小屋裏収納は天井の高さが制限され暑さも屋根からの熱を受けやすいので換気、断熱対策は万全にしたい所です。I様邸では10畳ほどの広さの小屋裏を収納にしています。小屋組みも登り梁で組み使い勝手を考えた造りになっています。妻側にはルーバーサッシを取り付け、換気扇と併用して風の流れがスムーズに流動する様対策を考えました。断熱材はサーモウールを壁、天井に隙間なく止めていきます。上り下りはユニット階段を利用し普段は天井に収納できるようになっています。