自由度の高いデザインも柔軟対応できる。木造在来工法‼
雨が多く、美しい四季が彩る日本では昔(先祖の代)から木の家に住んできました。時の流れにより昨今、純木造の家屋を見ることも少なくなってきました。生産性を重視する現在、コンクリートやビニールクロスの壁が果たして日本の暮らしに合っていると言えるでしょうか?快適な日々の暮らしのみでなく、子供や孫の世代の環境も考えて住まいに自然の木を取り入れる家づくりを自然環境問題として取り上げ、考えてみてはどうかと思いますねぇ・・・
~木造在来工法と聞くと、和風の家の外観デザインを思い浮かべる人は今日でも少なくありません。在来工法は、風や光を部屋いっぱいに取り込むことが出来る大きな窓や、2方向に連続した開口部を設置できるなど、外観デザインなどでも「自由度の高い設計・施工」ができるのです。住まう人の個性を自由に表現できるデザインの豊かさは、木造注文住宅の大きなメリットでもあります。
間取りプラン計画も自由にイメージを描き起こすことが可能なのも「在来工法の大きな魅力」です。その他、将来の家族構成とライフスタイルの変化によって生まれて来る増改築ニーズにも幅広く対応できるのも後々目に見えない大きな財産になります。その他にも木造在来工法は柱と骨組みを主体にした工法なので増築をする場合でも、構造材である柱を移動したり部分的に壁を取り除くことも出来ます。在来工法が人気なのもこうした増改築に有利な点が高く評価されているからなのですね。‼木の家づくりは、日本で暮らす私達に心身共にやすらげる場所を提供してくれるのです。
≪難しい建築用語を、匠がわかりやすく解説 ≫➁
【木造在来工法】→構造体が柱や梁(はり)などの軸(じく)部材の組み合わせで構成される工法で軸組工法とも呼ばれ、設計の自由度が高く、増改築が比較的容易にできる。日本の風土に最も適した工法と言える。
【ツーバイフォー工法】→ 主として断面が2インチ×4インチの角材を使って枠組みし、これに合板(べニア板の張り合せ)を貼って壁、床、屋根などを造る工法。枠組み壁工法ともいわれる。骨組みがなく合板で壁を組んでいく。アメリカで生まれた工法。
【構造材】→ 柱や梁など屋根や床を支え、住まいの骨組みとなる材料のこと。
【内装材】→ 土台、床,壁、など住まいの内装仕上げに用いられる材料のこと。
【間接費】→ 住宅建設において間接的な業務にかかる費用のこと。営業マンの人件費、広告宣伝費、事務費、モデルハウスの維持費などがあり、そのコストは住宅価格に跳ね返って来るのです。