自然素材を取り入れた木の香りと呼吸する塗り壁
子供室を必要とする期間は10年くらいと考え、多目的な用途にも使える事を前提に間取りを考えてみました。
新築当時、将来の増築を考えて1階のクローゼットの位置を階段スペースで考えていましたので、階段の位置をベースに廊下を挟み左右に2部屋、子供室を考えました。
元々自然素材で建てたI様邸。1階の延長で違和感がない明るく住み心地のいい家を希望して居られていましたので、I様ご家族もとても気に入っていただいています。
1階の壁は珪藻土クロスで仕上げていましたが、2階の子供室はお子様の健康を考え、呼吸する贅沢な壁と言われている塗り壁ダイアトーマスで仕上げました。
ダイアトーマスは安全性の高い化石ケルザイムを主成分とした純度の高いカルシウムとミネラルを含んだ化石を原料とした健康塗り壁で、人体に安全‣火災に対しても安全が証明されています。
他にも優れた、機能と効果があり健康住宅には欠かせません・・・人体に安全な素材は毎日生活していく上で安心感を与え住む人の心を癒してくれます。
呼吸する贅沢な塗り壁と無垢板天井が自然で気持ちいい‼
ロフトはベットとしても使え少し広めのスペースを取っています。寝ている時に落ちない様ハシゴの登り口に格子の扉を付け内側から鍵を付け安全対策をしました。
ロフト内、右側にジャロジー窓を付けて室内の窓、掃き出し窓からの風の流れを作りロフトでの夏の暑さ対策も考えました。窓から入って来る心地よい風が癒しの空間になっています。左側のスペースには造り付けの本棚を設けて見ました。
室内床板は30㍉の無垢板、天井は板張り仕上げで吹き抜けの勾配天井にして開放感、涼しさを演出‼ 照明を壁からスポットライトで天井面と室内を照らしロフトの照明は天井に埋め込みダウンライトにしています。
クローゼットも間口2700のスペースがあり室内の壁は調湿効果、消臭効果のある無垢の桐板張りで全面を仕上げています。自然素材をワンポイントに取り入れたり、部分的に取り入れるだけでは自然素材住宅・健康住宅とは言えません。結露を防ぐには換気だけでは対応できません。自然素材をうまく使い、消臭効果のある素材選びが重要になって来ます。