☆ 環境の変化に対応できるこれからの家。
【環境の変化】→ この数年、世界のあちこちで異常気象が報告され、夏の猛暑やゲリラ豪雨など地球温暖化がもたらす気候に誰もが危機感を感じていることでしょう。一般の家庭が使う冷暖房も、温暖化の重要な原因と考えられています。そこで近年、高気密・高断熱住宅への注目がたかまっています。
【高気密・高断熱住宅】→ とは断熱材やペアガラス入りの断熱サッシを使い室内には、壁に気密シートなどを使い家の気密性を高め、適温になった空気を逃がさない様にして冷暖房エネルギーを抑えようとする住宅です。結露が少なくなるので腐食による家の劣化を防ぐなど色々な長所がある住宅とされています。ただし、自然の空気の動き、流れが非常に小さくなるので、強制的に換気をする必要があります。特に室内を新建材で固めた高気密の家は、化学物質の発生も懸念されますのでそれらの対策は、必要条件になって来ます。
【その他のエコ住宅】→ 高気密・高断熱の他に『太陽光発電住宅』 オール電化住宅などもクリーンなエネルギーを利用したエコ住宅として、取り入れた住宅には各種の補助金やローン優遇などがある場合がありますので有効に活用しましょう。
最新トレンド<長期優良住宅>認定されるには❔❕
近年の日本の家の平均寿命が30年程度と大変短い‼造っては解体してまた新しい家を造ると言う状況が有りました。これによって大量の産業廃棄物が出され環境負荷が高まり、新しい家を持つために消費者は大きな負担をしなければなりません。
2009年6月に『長期優良住宅の普及の促進に関する法律』施行されました。これは、より長く住める高品質な住宅を普及させ、環境問題に貢献する事、また長期的に見て住む人の住宅取得の負担を軽くしさらに中古住宅市場を活性化させることなどが目的です。しかし長期優良住宅の認定を満たすためには一定の面積の確保や省エネルギー性、耐震性など数々の条件を満たさなければなりません。その為、長期優良住宅の認定を取る為には、相応の費用がかかります。
【長期優良住宅のメリット】 ①税金面での優遇、→ 不動産取得税が安くすむ、不動産価格の登録免許税が優遇される。固定資産税が減額される(一戸建てで5年間)。その他の金銭的なメリット→ 住宅ローン控除(5000万円まで優遇)、補助金が出る場合もある。
【長期優良住宅のデメリット】① 申請するのに時間が掛かる。②通常の住宅に比べ建築コスト(建築費)が1.3~1.5倍かかる ③住み始めてからの定期点検が必要になる