★住まいと病気の因果関係については、余り考えたことがないという人、以外に多いですが、実は病気の原因が家だった、ということはたくさんあります。まず家の病気と言うとシックハウスを思い浮かべると思いますが、シックハウスは、ほんの一部に過ぎません。もっと大きな問題があるのです。
★興味深い話?
あなたが初めて病院に行ったとします、医者はなんと言いますか?「どうされましたか?」・・・日本では医者から普通こう聞かれますよね。しかしスウェーデンの医者は「どうしましたか」とは聞きません「あなたはどんな家に住んでいますか?」これが最初の質問です。なぜなら、その人の住環境が分かると病気の 原因が分かるからです。病気の原因の多くが建物に起因しているからです環境が悪い住まい、例えば日当たり、風通しが悪い・狭い・悪臭がする・騒音がする。など・・・こういう家に住んでいたら体に良い訳がありません 病院に行く前に病気の原因は何か?以外にも原因の多くが建物に起因していることが多いからです。
★病気の要因?
まず最近の住宅に使われている工業製品の建材、塩化ビニールのクロスなど石油を原料としている製品。接着剤も有害物質を含んだものが多い、こうした工業製品の建材が、身体的、精神的な病気を起こしているのです。2つ目は家の間取りの問題です。最近の家ではプライバシーを重視した家が多くなり個々の独立した部屋とLDKと言うプランが多くなり、それぞれの部屋が狭くて密閉された窮屈で精神的な圧迫感があります。こうした環境によって起きる「よく眠れない家」って良くあります。睡眠を充分とらないと、疲れも取れませんしまた明日から頑張って働こうと言う気持ちになれませんよね。
まず、熟睡出来る事。どういう環境が一番熟睡出来るのか?
★熟睡出来る環境を作る
ベット・音・照明・はもちろん、遮音性に優れた静かな室内・きれいな空気も大切です。快適に眠る為の条件を改善出来れば熟睡出来る環境になりゆっくり休息がとれるので、病気になりにくいのです。
特に音、日当たり、臭いと風通しこれらの事に気をつけて家づくりを考える必要がありますが、あまりそういうことを考えずにやっている会社が多いですね。実はそういう事がストレスの原因になっているんです。
★精神的、健康的な生活が送れる木造住宅
こんな報告があります。鉄筋コンクリートの校舎の方が木造校舎に比べて生徒の集中力がなくキレやすい。木造の方が精神的にも健康的な生活が送れるんですね。だから今、木造校舎が見直されてきているんです。
結論として、病気と家には非常に深い関係があるということです。私達は身体的にも精神的にも病気になりにくい快適な住環境を考えた家づくりをしていかなくてはなりません。