☆木造住宅の大敵は腐朽と蟻害❔❕

≪建物の耐久性は、適切な造りと後のメンテナンスが重要‼≫

建物の強度を長期間にわたって保っていくには、2つの対策が木造建築の主要な命題と言えます。木造住宅の主要構造部材は、言うまでもなく木材です。木材は「腐朽」や「蟻害』を受けずに経年変化による劣化だけを受けた場合であれば、長期間にわたり強度を保つことが知られています。このことから ① 構造部材の「腐朽」と「蟻害」をできる限り防ぐ。② 被害を受けた場合の対策を考えておく事は、木造住宅の命題と言えます。

木造住宅の腐朽と蟻害の防止には、濡れた木材を使用しない事が原則になります。過去(昔)には山から切り出したばかりの未乾燥材が大量に出回っていた時期もありました。未乾燥材には、割れ、狂いなど強度に問題がある事などが指摘されています。また未乾燥の木材は、カビが発生する問題点もあります。

※木材が濡れにくい形態にする工夫、濡れた木材を乾かす工夫も建物には必要です。軒の出を深くするのも建物が濡れることを防ぎ露出された構造材は濡れることがあっても放散が容易な為、木の内部まで水が浸透(水をためる)する事はありません。軒の深さだけでなく「屋根の勾配」も雨水の侵入を防ぐ為、重要です。日本の木造住宅の屋根の造りはある程度の雨水の侵入を前提にしています。侵入してきた雨水をできるだけ速やかに外部へ放出する必要があり、屋根の素材に適した勾配の確保は重要です。特に外観・デザインだけで緩い勾配を採用してしまう事は避けなければなりません。

屋根勾配と軒の出は建物の耐久性、強度にも影響を及ぼしてきます。

床下の通風、木部と地盤の距離は腐朽を防ぎ、耐久性が向上する❕

土に接した木材は耐用年数が短い】→木はその置かれた環境やメンテナンスの状態によっては千年以上の寿命を保つことが出来るといわれていますが耐腐朽が高い、ヒノキ、ヒバなどの樹種であっても腐りやすい環境に置けば10年も持ちません。木部と地盤との距離を十分にとり、さらに床下の通風にも配慮した基礎廻りとすれば木造建築物の耐久性は大いに向上します。※1300年の時を超えて法隆寺が寿命を保っているのも適切なメンテナンスがあっての事であり、その重要性は住宅においても変わりません。特に腐朽の可能性の高い土台周りに関しては定期的な点検、チェックが欠かせません。その為にも基礎の高さと容易に点検、メンテナンスが出来る状況、工夫が必要です。

床下の通風と湿気、防蟻対策でシロアリを寄せ付けない、シロアリの繁殖、増殖できない環境をつくる事が大事。また床下の点検も容易にできる事も今後のメンテナンスに役立ちます。【※注意】→薬剤による防腐・防蟻処理は、健康に与える影響が大きいので、薬剤の使用はできるだけ避けることが望ましい。防腐・防蟻材を使用しない場合はヒノキ、ヒバなどの耐腐朽‣耐蟻性の高い樹種の芯材部分を使用することが必須条件と考えます。【写真1】木炭塗料(アンダープロテクト)を採用した床下は住まい手の健康やメンテナンス、点検時も安全で安心して作業が出来ます。床下はいつもきれい‼人体に害がなく防蟻マスクの心配もいりません。

※木造住宅の耐久性を向上させるには腐朽の可能性の高い土台周りの湿気対策は重要です。これらの対策を施したうえで耐腐朽の高い樹種(ヒノキ、ヒバなど)を使用するとさらに向上が期待できます。【写真2】標準仕様の木炭防蟻・防腐材で床下木部(土台)、基礎のコンクリート部を塗布した、湿気・防蟻対策。❕

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