静岡市葵区川合S様邸に採用
~室内の壁面にも制震テープ(粘弾性体)を貼付け柱と石膏ボードなどの面材を強力に粘着させ地震エネルギーを吸収します。
藤枝市O様邸現場、テープ貼付け状況
~制震テープを軸材(柱・梁)と面材(壁面)の間に挟むだけの画期的な工法。外廻りの柱と梁にテープを貼り構造用合板(耐力壁材)を決められた間隔で止めていきます。そうすることによって建物に生じる地震力を低減させ建物全体の損傷を減らすことができます。
★現在地震に耐え得る技術として、耐震・制震・免震の3つの技術があります。
現行基準法で規定された耐震住宅は、くぎ、ボルト、筋違い、構造用合板などを使用して強度だけで地震に抵抗しますが、大地震によって強度が限界を超えると、金物やボルトが緩んで地震と共振し易くなってきます。その結果大地震が起きた場合、壁が割れたり、筋違が折れたり、またホールダウン金物が抜けたり、場合によっては倒壊に至る可能性もあります。
★制震テープを貼った制震住宅は、免震よりも安価で耐震より粘り強い技術が評価されている所と地震に対して建物全体が粘り強くなることで地震の揺れを2/1に低減させ建物の損傷を抑えることができる点に注目しました。
免震住宅に比べ価格も安く部分的に壁の中にダンパーを入れる制震住宅に比べても粘弾性体をテープ状にして家全体に張り付けて使用するので地震の力が集中せず、柱や壁、壁材にも負担がかからないのが良いですね。わが社も総合的に検討してこの工法を取り入れています。