屋根工事にも瓦葺き、カラーベスト(セメント板)葺きなど色々な葺き方があります。
最近では地震の影響もあり屋根は軽い方がいいと言ってセメントで出来たカラーベスト葺きが多く見受けられます。
確かに地震で揺れた場合屋根は軽い方がよいかもしれません。
しかし、横揺れの地震の場合5~6ミリのセメント板で出来たカラーベストの場合バリバリに割れてしまいます。
又、瓦も大地震のときは割れて来ますが、最近の瓦は昔と比べると重さも軽量になり桟木に引っ掛け横揺れの地震の際、瓦がずれ落ちない様、余裕(あそび)を見てビスで止めていますので落下する心配は少なくなってきました。
ガレージの生コン打ち地盤の悪い所では、地固めをしてコンクリートが割れないよう3分筋のメッシュを敷いてコンクリート(生コン)打ちをします。
打設する前に地盤とメッシュの間にスペーサーブロックを入れて、地盤とメッシュの間にコンクリートが満遍なく行き渡る様にすることでコンクリートの強度を補強、割れを防ぎます。
スペーサーブロックの間隔が遠かったり入れ忘れたりすると、打設の時コンクリート(生コン)の重量でメッシュと地盤の隙間がなくなりコンクリートの割れの原因になります。コンクリート10cm打ちの場合中心部にメッシュ筋が入る様、打設時気を付けたいですね。
工事には隠れた落とし穴がいくつもあります。
気を付けてもうっかりする事、忘れる事があります。
特にコンクリートを扱う工事は時間が勝負です。
うっかりした、忘れたなどは絶対にあってはならない事。時間と共に固まっていく為、現場管理と業者さんとの連携は非常に重要になります。