★豊かな人間性を育む、「火育」とは?
火育とは、火を使う体験を通して脳を活性化させ、豊かな人間性を育むことです。
数十年前は、自宅の庭や家庭用の焼却炉で、燃えるごみは燃やしていました。そのころの子供は、ごく普通に手伝っていたので、火の怖さや扱い方を体得していました。
しかし、現在は、自宅でごみを燃やすのは禁じられ、オール電化が普及した影響もあり、火の扱いを知らない子供が増えています。驚くことにお母さん世代の中にも、マッチの火を風から守る事を知らない人もいるとか!!
★火を扱う体験をさせる!!
火を扱う時の服装や注意点、私達の世代では皆が体験してきただけに、火を扱うことを知らない現代の子供、危ないからやらせない、ではなく体験させて覚えさせる事が大切ではないでしょうか。
動物とヒトとの決定的な差は、火を扱えるかどうかだといいます。
火を扱えない人は、扱えた世代と比べて退化しているのかもしれません。
★人類は、80年前から火を使っていました。
ほんの200年前までは、火を起こすのに大変な労力が必要でした。
その為、一度起こした火を絶やさない工夫も生まれました。
そんな火起こしを簡単にするために、最初にマッチが考案されたのは1827年!
日本でのマッチの生産が始まったのは、1875年!。
それまで輸入品を使っていたのですが、小箱1個の値段は、米6㎏の値段と同じくらいで、超高級品でした。
ですが、現在ではマッチの出番は年々減少しています。オール電化が普及してきて住まいは、機能面では進化していますが感性を鍛えるという面では、進化しているとは言い難い物ですね。