「家族」って、自分達にとって誰だろう・・・と考えたことありますか?
「両家の親兄弟も家族」、「自分の親と配偶者と子供」、「配偶者と子供だけが家族」と、考え方は人それどれだと思います。家づくりをする上でこれを考える事は、とても大切なことなのです。『ご主人が長男の場合、』いずれ親と同居するから、それに合う家づくりをしないといけないとか、『将来的には親に代わって、帰省した兄弟の面倒を見ないといけない』と言う責任感の様な思い込みを持つ人が意外と多いからです。
奥さんも同じ考え方なら、何の問題もないのですが親兄弟も全部家族と考えると、長男の場合、自分がそうするのが当然だと思うんですね。しかし、違う考えを持つ奥さんもいますよね。帰省客の食事や宿泊の世話をする奥さんは、金銭的、精神的、体力的に大変です。まして共働きなら、貴重な休日は、夫婦と子供でゆっくりしたいと考えるのが普通ですよね。そんな考えを持っている人は、夫婦と子供を優先した家づくりをしたいと思っているのです。
「家族が、より幸せに暮らす為の家づくり」とは?
親兄弟と、どんな距離で付き合っていこうと考えているのか、夫婦の間で考えが一致しない場合、どちらかが我慢をしたまま家づくりをすることになります。それではより幸せに暮らすための家なんて出来ません。実際、考え方の違いが原因で、新築後に離婚した人もいます。
又、新築をあきらめ、生涯賃貸で暮らすことを選んだ人もいます。話し合いが平行線になる場合、どちらかが、自分本位な考え方をしているのです。自分にとって、家族って何だろう。『家族が今以上に幸せに暮らすには、どんな住まいがいいんだろう』という視点で家づくりを考えると、一歩近づけるかもしれませんよ。家づくりは、一生に一度です。家族の話し合いで一致した意見、考えが反映出来ればいいですね。・・・