ハンチ・パネル構造の100年基礎工事状況
基礎にもいろいろな工法があります。
一般に施工されている基礎工事は、最近ではベタ基礎が多くなってきましたが地盤が固い所では布基礎でやっている所もあります。工事費もだいぶ変わってきますので地盤調査の結果次第では思わぬ出費が出ることも考えられます。
一般の基礎は、ベースになる床(底盤)に防湿シートを張り配筋をしてから間仕切り部分の立ち上げの縦筋を立ち上げてコンクリート(生コン)を打ちます。コンクリートが固まってから、外廻り、間仕切りの型枠を組んでいく為コンクリート打ちは2回になります。パネル構造の基礎は立ち上げの型枠ハンチ・パネルをそのまま残すので型枠を外すことがなくコンクリートを底盤と一緒に打設するので1回打ちになり一体化できるメリットがあります。
鉄筋径・オール13㎜で配筋されたベタ基礎工事状況
我が社は、鉄筋径13ミリ、ピッチ(間隔)150ミリが標準仕様になっていますが、決まりがあるわけでもなく公庫基準では立ち上がり主筋はD13以上,底盤部分の主筋はD10以上、間隔は300ミリ以下となっています。業者(元請)によってもまちまちですが、この範囲で施工していると思われます。
オール13ミリ底盤間隔150ミリの我が社の配筋がいかに頑固、強化かが、実際に目で見て確認していただければ、わかります。基礎の配筋、間隔、コンクリートの厚み等、重要な部分はコンクリート打設後は見ることが出来ません。
手抜き工事があってもわからない部分になるので工事管理者の責任は重大です。信頼のおける業者選びにかかってくる訳です。