基礎~構造、工法が他社と全く違う。限定棟数の家のメリット
土地から家づくりを始める場合と、土地があって建て替えをする場合とでは、地盤により基礎工事の工法が違ってきます【敷地について】→・・・基礎や木構造本体をいくら丈夫に造っても、盛り土や埋め立て立地などの軟弱な地盤では、不動沈下を起こしやすく倒壊まではいかなくても家が傾いてしまいます。
① 地盤対策として⇒・・・建物の荷重を軽くする。② 軟弱な地盤の場合⇒・・・基礎の剛性を強くする。③ 超軟弱地盤の場合⇒・・・硬い地盤まで杭を打つ。④ 超軟弱地盤⇒・・・地盤改良工事をする。などの対策をしなければなりません。地盤の良しあしは、建物を建てる前、基礎工事を始める前に地盤調査を行って確認します。しかし土地を購入する場合、いいか、悪いかは地盤調査をしてみないと分かりませんので購入する前だと難しい。❕ いいと思って購入した土地が調査の結果、軟弱地盤だったという場合もあります。地盤で思わぬ出費がかさみ家づくりに影響が出て来ることにもなります。弊社(アーベルホーム)では、購入する前の土地物件の近隣のデーターを調べお客様に情報提供しています。地盤が良いと家を建てる上の最大のメリットになります。一般にはスウェーデン式サウンディング試験が、戸建住宅用地盤調査として広く普及しています。
② 【基礎について】地盤調査の結果をもとに基礎の構造を決定します。基礎は普通、逆T字型のコンクリート基礎(布基礎)と建物の真下の全面を一体のコンクリート打ちにしたべた基礎が施工されています。近年ではほとんどの基礎がべた基礎を採用しています。通常の布基礎に比べ大きな剛性が得られ、沈下を均等にする効果もあります。また、最近基礎自体を丈夫にする為、換気口を設けず基礎と土台の間に特殊なゴムを敷いたり、通気性のある樹脂パッキンを敷いて土台と基礎の隙間を造り換気を行う基礎パッキング工法も開発普及してきました。
基礎を丈夫にするため換気口を設けず基礎パッキング工法を採用したべた基礎。通常より多く多くコンクリートに埋め込まれたアンカボルトとホールダウン金物。基礎と土台、土台と柱をしっかりとボルトで緊結。地震時の柱の引き抜けを防ぎます。基礎と土台の間に通気の隙間を造り床下の換気を行います。防蟻、防腐、消臭、湿気対策に基礎全面、立ち上がり、土台、大引きの構造材に木炭塗料(アンダープロテクト)を塗っていきます。天候により工程を組み完全に炭が乾いてから次の柱建て上棟になります。
【耐震等級3の認定された基礎配筋】。コンクリート打設前が重要な工程になる❕
基礎の配筋、鉄筋径、配筋ピッチ、縦筋ビッチ等々基礎工事は、工事管理が重要になって来ます。基礎業者によっても施工技術にばらつきがあり信頼のおける業者か? 図面どうりに施工しているか心配になります。配筋ピッチやアンカボルト、ホールダウン金物の位置は間違うとコンクリ―打設後では移動変更はできません。コンクリート打設前に、弊社でボルトの位置が指定した位置に入っているかチェックしていきます。間違いがないことを確認後、基礎配筋検査を日本住宅保証検査機構(JIO)に申し込み検査を受けます。基礎工事は元請け業者と基礎施工業者の信頼関係でつながっています。現場での打ち合わせ、非常に重要になります。見えない部分だけに間違いは絶対に合ってはならないのです。
配筋検査後、ベースのコンクリート打ちに進みます。このとき防湿シートと鉄筋の間にスペーサーブロックを入れコンクリートと鉄筋の間を均等にかぶりの厚さを確保します。スペーサーブロックも900ピッチ以内で敷いて行きます。【写真右打設】コンクリートの天端を水平にするため軟らかくした特殊なセメントを流し込み調整をして行きます。