≪手抜き工事の多い木造住宅、点検で早め目の対策が必要‼ ≫
小屋裏(屋根裏)の点検や床下の点検で見つかる手抜き工事。木造住宅で1983年(昭和58年)以前の住宅、その当時は耐震の検査も、余り厳しくはなく特に建売住宅に関しては、点検やメンテナンス時に見つかるケースが多い。今回も点検依頼を受けて見つかったケースです。今後発生が予測されている大地震に備え少しでも対策が出来れば、建物の倒壊を免れるかもしれません。何ヶ所か紹介します。
① 火打ち梁が本来なら入る所に入ってない。右側の火打ち梁からのボルトも入ってない。
② 部材(火打ち梁)が入る様に桁の欠きはしてあるが物が入ってない。こういったヶ所が8ヶ所見つかりました。③ 壁に断熱材が入ってない?これでは寒いわけですね。・・・
④ 緊結金物(羽子板ボルト)の穴は開いているがボルトを指していない。桁と梁を固定する金物が10ヶ所抜けていました。なぜ入れていないのか?わかりませんが、明らかに手抜きになりますね・・・早く発見して良かったです。
⑤ ボルトが入ってない。なぜ?当時だって役所の検査は有りましたよ。検査もいい加減と言われても仕方がありませんね。今では考えられない事です。今一度、我が家の点検をお勧めします。