≪気密層の室内側に使用する、建材は規制対象になる‼≫
【室内に面する部分は内装】に当たり、そこに「使用される材料は内装材」になり、規制対象になります。【気密層(透湿防水シート、気密シートなど)】の外側に使われる材料は、規制対象になります。従って柱と柱の間に入れる断熱材は対象外です。柱の室内側に気密シート(フィルム張り)を張り巡らせることによって対象外の断熱材を使用しても室内側にホルムアルデヒドの放散の心配がないという事で対象外になっている様です。気密層を設けない場合は、断熱材も対象になるのでF☆☆☆☆(JIS規格)の断熱材を使用するか、ホルムアルデヒドの発生が無い断熱材を使用して室内に有害物質を入れないようにする対策も必要になってきます。いずれにせよ24時間換気は義務図けられていますのでが必要になります。
気密シートは、室内を高気密にする場合に柱の外側に張る為、室内で発生する湿気は機械換気よって外に出すのが前提になります。シートを張る事によって室内は気密になりますがビニールを貼ったペットボトルの状態になるのでエアコン、換気は絶対条件になって来ます。室内は暖かく換気によって快適になって来ますが健康の意味からいうと機械換気に頼らざるを得ない気がします。室内は湿気を調湿する事で健康、高断熱で暖かくなります。
※快適と健康は違います。高気密でなくてもいまの家は気密になっています。高断熱にして呼吸する素材を使う事で省エネ住宅で健康住宅ができるのです。
自然素材は規制対象にならない健康に安全な素材です。
≪有害物質に関わる用語の解説≫ 健康対策に必勝‼
【化学物質過敏症】→ シックハウス症候群とよく似た症状が表れるのが化学物質過敏症です。シックハウス症候群では、原因となる住宅を離れる事で症状が完全に消えてしまうのに比べ、化学物質過敏症は「過去にかなり大量の有害化学物質の曝露を経験し、急性中毒症状が現れた後に、有害化学物質を微量ではあるが、長期間に渡って継続的に曝露を受けてきた場合、次の機会に非常に微量の同じ仲間の有害化学物質の再曝露を受けた場合に認められる、多彩な症状を呈する疾患」とアメリカの内科医カレンにより定義された。その症状は様ようです。【化学物質過敏症の症状】→頭痛、頭痛間、嗅覚過敏、眼症状、動悸、息切れ、微熱、咽頭症、筋肉痛、関節痛、皮膚症状、全身の倦怠感、易疲労感など多彩症状を呈する。
【クロルピリホス】→ 有機リン系化合物の殺虫剤で、主にリンゴやナシ、カキ、ブドウなどの害虫駆除の他、家庭用の殺虫剤にも使用されている。またシロアリ駆除にも効果がある。『急性中毒の症状』→ けいれん、吐き気など。『慢性中毒の症状では』→視力低下、頭痛などを引き起こす。
【VOC(ヴィオーシー)】→VOCは、(VoIatile Orgnic Compound)の頭文字から作られている。Volatileは揮発性、OrgnicCompoundは有機物質、つまり炭素を含む化学物質を意味する英語で、炭素を含む化学物質で揮発性の物をまとめてVOCと呼んでいます。酸素を含むVOCには、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒドなどのアルデヒド類やアセトン等のケント類がある。これらは接着剤の原料として大量に使われている。また、リンを含むVOCには、防蟻材のクロルピリホスの様に強い毒性を持った化学物質が多く存在する。
有害物質の発生の無い安心な住まい。