粘土層の軟弱地盤であることが判明、改良工事に着手
今では建物を建てる場所の地盤の調査が義務付けられていますが調査の結果、軟弱の地盤である事がわかった場合、地層によっては建物が耐えられる地盤に補強する必要があります。
基礎通りに打ち込まれた鋼管杭後
鋼管杭と砕石を利用した地球にやさしく、強力な地盤改良「ニューバースZ」工法を選択。
残土もほとんど出ず短時間での改良が実現出来ました。基礎通りに杭を打ち込んでいき杭の上に基礎を設置していきます。
建築場所の地盤は調査してみないと分からない為、もし軟弱地盤と分かった場合、思いもよらぬ予定外の出費が発生する場合があります。
★昔は地盤調査は義務付けられてなかったため気にせず建築していましたが平成12年4月、住宅の品質確保の促進等に関する法律が制定され、今では新築する建物は調査が義務付けられています。
調査の結果にもよりますが改良になった場合は改良費用が建物以外にかかってきますので予算外の出費になります。
場合によっては建築できないこともありますので事前に建て主さんともこういう事も想定して話をしておく必要があります。必ず揉め事になりますからね。
★土地を購入する場合もその土地の廻りの地盤とか前に何があった所か?ぐらいは調べた方が良いです。
最近では急速に田んぼが埋め立てられている光景を目にします。造成後すぐに住宅が建っていますが他人事でも少し心配です。普通、田んぼの土は粘土層ですので水を張ると地下にしみて行かないんです。
それと粘土層は固まるとカチカチに硬くなりますが水分を含むとグチャグチャになりどうしようもないです。木造の基礎は高さが600~650ぐらいですのでちょうど埋め土した高さが基礎の下端ぐらいになり、基礎の下が粘土層にあたる為、軟弱地盤の粘土層の下がたとえ固い地層だとしても表層改良ぐらいはしたいものです。
※ 埋め土後1年ぐらいは表面の砕石が沈み固まるまで置きたいですが、そこまでは土地を購入する人は分からないですから仕方ないですね。余計な心配かもしれませんが他人事ながら気になっています。