施工会社を選んでも職人の技術の正しい評価は難しい‼
現場を見ると施工会社の姿勢が良く見えると言いますが、素人である建築主から「職人さんの技量(技術)」を評価することは荷が重く極めて難しい。自社で施工基準を定めて「品質管理」をしている施工会社には期待できますが、職人さんがその基準に従って仕事をしてくれるかが問題です。してくれなければ何の意味もありません。
【施工管理会社(元請けの住宅会社)】は職人の仕事をずっと見ているわけにはいきませんからね。職人さんの中でも特に『大工の職種』は建物の施工品質に与える影響が非常に大きいという事です。優れた仕事をしている職人さんに出会えれば、非常な幸運だと思ってください。工事の工程も職人(大工)のスケジュールに合わせて決めるそれが「欠陥住宅の心配」の無い家づくりの近道になります。
【変わりつつあるこれからの家づくり】最近の住宅は、あっという間に出来てしまう工業製品の家が多くなってきましたね。職人さんらしい人もあまり見ない内に建物が出来ていることはよくあります。施工管理で最大の力を置くべき場所は最終生産地である現場ですが技術が無くても家が建てられる時代になって来たとは、驚きです。現場の仕事もなくなりつつある最近の建築現場に施工管理・品質管理など誰が現場でやられるのか疑問ですね・・・
欠陥工事の防止には、「施工管理体制の充実が不可欠」です。木造住宅の場合、工事中に中間検査があり図書通りの工事が行われているか、耐震金物が図面通りの位置に取り付けられているか検査があります。今ではこうした金物検査があるので欠陥工事は少なくなりましたが内装の工事や目に見えない工事は検査が無いので大工さんの技量(技術)に頼る事になります。施工品質を確保し、しっかり工事管理をしてくれる業者を選ぶ事が良質な家づくりに繋がっていきます。