増加傾向にあるシックハウス対策のポイント❔❕
住宅を新築する場合、住む人(移住者)が有害物質にさらされない事が一番ですが、そのためにはどんな対策をすればよいのか?・・・まず住宅に使用する建材が一つのポイントです。
【シックハウス対策の基本】は 、 ①有害物質の室内への発揮、発生の無い建材を選定して使用する。素材選びが重要になって来ます。工業製品(新建材)は化学物質が発生する発生源になり、リスクは高くなるので出来れば、自然素材の無垢材使用に変えるなどの対策を考える。
➁ダニ、カビの発生を防ぐため建物の断熱化による結露防止を考える。断熱材にもいろんな製品がありますが、ハウスメーカー等、一般に使用されている物に、グラスウール断熱材があります。ガラスを繊維状にした断熱材で【メリット】と言えば断熱性の高さ、シロアリを寄せ付けない、価格が安いと言った長所はありますが、人体には発がん性の可能性があると評価を受けています。【デメリット】は、水に弱いので湿気の影響を受けやすため施工の際、結露防止吸湿シート張りは欠かせない。誤った施工方法をすると結露が生じやすくなるという最大のデメリットになります。健康住宅には湿気を調湿してくれる機能のある断熱材を採用したい。(羊毛断熱材:サーモウールなど)
③最近は電化設備の普及で使用電気料の増加に伴い屋内配線が増加傾向になっています。対策として、アース付きコンセントの採用、オールアース工事などを検討する必要があります。
健康住宅とは、どんな家の事か理解しよう。
☆ 住む人(居住者)が健康に住める様、様々な工夫が施されている住宅と考えるー
① 自然災害から家族を守る性能を持っている住宅である事。・・・地震対策を考え地震に強い基礎構造が確立されている。(例: 耐震等級3以上の認定された基礎構造) ➁ 病気をもたらさない住宅である事。・・・有害物質を発生させない住まい、人体に安全な素材を使用した住まいになっているか。 ③ 室内で事故が起きない安全な住まいである事。 ・・・室内出入り口は段差がないバリアフリー化に、廊下の壁、トイレに必要に応じて手摺を設ける。廊下幅は広めに取るなど対応できているか。 ④ 毎日の生活の中で不快、ストレスを感じさせない。癒しの性能を持っている事。・・・結露を発生させない。調湿調整できる壁仕上げになっているか? 癒しの空間 があるか? ⑤ 不安、心配を与えない住まいづくり。・・・メンテナンスの無い住まいを造るには、施工技術で変わってきます。信頼のおける技術を持った業者に建ててもらうことが将来安心を買う事につながる。
⑥ 経済的不安の無い家・・・ローンを組む場合は、無理のない返済額を考え資金計画をしっかり立てる。後々家にお金が掛からない家づくりをする事も重要です。⑦地域環境に負担を与えない。・・・近年、建材などから発生する化学物質で発症するシックハウス症の増加は住宅の密閉性が原因の一つと言われています。その様な密閉された住まいに、シロアリ対策として毒性の強い薬剤が使用されている場合があります。住まい手の健康や住宅周辺への環境負担を考えた、人や環境に優しいシロアリ防蟻材アンダープロテクト(木炭塗料)などの採用も検討したい。