乾燥材で建てられた2階の骨組み
春先は雨が多くなります。この時期に家を建てられる多くの施主様方は天気が気になる所です。
なぜか?・・・完成前の新居を、雨や雪で濡らしたくないからです。
含水率が低い乾燥材は、表面がぬれるだけなら変質、劣化は起こりにくいものです。しかし合板や石膏ボードなど絶対に濡らしてはダメ、な物もあります。
業者によっては「少しぐらい濡れても品質には影響はありません」と答えます。
でも品質に影響がなければそれでいいのでしょうか?
多額の住宅ローンを組んで家を建てる施主さんから見れば新居は大切な物です。完成前の新居が雨に濡れる姿は見たくありません。
それは品質への影響云々と言ったものではなく個人的な感情です。
自分が大切に思うものを守りたいのは自然な感情なんです。
増改築は取付部分の雨漏りに特に気を付ける
以前私が、経験した嘘のようなホントの話を紹介しましょう‼
あってはならない事ですが、事実、私もその家の直しを知り合いの同業者と、元請の某建設会社に頼まれ2週間余り行ってきました。
住んでおられる施主さんに話を聞き内容を理解しました。
当時、築3年目と言っていました。退職金で某、建設会社に新築を依頼し上棟前日までは何事もなかった様でしたが上棟日の天気が雨!にもかかわらず建て方を決行、どしゃ降りの雨の中、傘をさして新居の我が家を見つめていたそうです。
その後も濡れた建物をブルーシートで囲う事もせず1週間雨ざらしの状態が続き、天気が回復してから工事が再開された様です。
水を含んだ構造材が乾燥されないまま外壁、床張と工事が進んでいきあっという間の完成だったと聞きました。・・・続く