☆工業生産された家は「商品‼」 住宅は買うものでなく「建てる」ものです。
住宅を建てる場合、まず工法を選びます工法にも「在来工法」「プレハブ」「ツーバイフォー住宅」2×4工法「コンクリート住宅」などがあります。どれを選ぶかは発注者の自由です。工業化することで生産の合理化を図り品質や性能を均一化して出来上がった家をカタログで「商品」として発注者が選ぶというものです。こういった住宅は職人の技は必要ない不要です。ハウスメーカーの建てる住宅は工業生産の部材を多用し、自社で直接施工することは少なく、たいてい、地元の指定工務店を下請けとして使っています。特に技術は不要なので均一であるはずの品質、性能にも、施工業者の質によっては大きな差が出ることも珍しくはないのです。
木造注文住宅と行っても商品としてブランド名が付いている家は標準仕様で決められているので自由に変更はできないシステムになっていて、変更すると高い金額で変更工事としてお金がかかってくる場合があるので気を付けたい‼使用している材料にも耐久性,品質、性能などをチェックしたい。例えば、構造材の土台、には一番安価な米ツガの防腐土台が使われている場合が、柱もシロアリにやられやすい集成材など仕上がってしまえば見えなくなってしまう所なだけに気を付けてチェックしたい所です。
手造りの「注文住宅」は職人の技術によって、品質、性能も守られる。 工業生産の「商品住宅」は品質、性能も施工業者によって大きく変わる‼
手造りの「注文住宅」を建てるなら、手間も時間も必要です。
大手ハウスメーカーなどが、合理化のために工期短縮‼「商品」として売り出されている住宅は、長寿の家では困るのです。車を買うのと同じで20年もすると建て替えを勧められリフォームは勧めません。住宅が工業製品より手造りを志向するのならば手間も時間もかかって当たり前なのです。その分長寿命の住宅が出来るのですから・・・
私は、伝統の職人技術を伝承していく意味でも住宅には、本来、必要最小限の手間も時間も必要です。手間と時間をある程度、掛けなければ長持ちする家は出来ません。住まいは家族の歴史をつくります。地域の伝統を踏まえ自然との環境性など考えることは山積みです。家は「商品」ではありません自分だけの代で終わらせるのではなく子供達の世代まで引き継ぐ住宅であることを望みます。
職人の技術、魂で造られる手造りの「注文住宅」は子供達の世代まで引き継がれる長寿命の住宅になります。