住宅購入時にかかる諸費用の種類と意味?
住宅を購入すると諸費用が色々な段階で発生してきます。諸費用の総額の目安は、購入物件の3~10%です。資金的にゆとりのないお客様は、諸費用ローンも一つの選択ではありますが通常の住宅ローン以外に余分なローンを組むことになるのでローンを組まれた後に返済が困難にならない様に十分な資金プランを考えなければなりません。住宅は、建物や土地だけの費用では住める状態にはなりません。【下記の諸費用 】が税金としてかかってきます。
【印紙税】不動産の売買契約書や借地権設定契約書、建築請負契約書、金銭消費貸借契約書などに金額に応じて印紙税が課税されます。
【消費税】建物自体に現行の10%の税金がかかります。(消費税率7.8%+地方消費税率2.2%)
【登録免許税】不動産の登記に関する税金。登録免許税に関しては、租税特別処置があり税率の軽減がある。
【不動産取得税】不動産を売買、交換、贈与、新築、増改築により取得した場合、に都道府県が課税する地方税、原則4%、特例(2021年3月31日までに取得した宅地と住宅にかかる税率は3%に引き下げ)
【固定資産税】固定資産税とは、固定資産課税台帳に記載されている土地や建物の評価額に対しての税金。毎年1月1日時点の各市町村の固定資産台帳に所有者として登録している人にかかる税金。
【都市計画税】市街化区域内の土地及び家屋に係る税金。固定資産税の納付通知書と一緒に通知され一緒に納付する
住宅購入の流れによって掛かって来る諸費用 。❔
註文住宅では、坪単価が表示されているのが一般的です。坪単価に建てたい家の坪数を掛けて家の建築費を算出されている方も多いのではないでしょうか?家づくりには、建物本体の工事費以外にもいろいろなお金が掛かってきます。建て替えの場合は、解体費用に撤去工事費、地盤によっては、改良工事費、給排水の引込工事、外構工事などの『別途工事費』が掛かります。
【その他にかかる諸費用】→ ① 住宅ローン、➁ 各種契約時の印紙税、③ 地鎮祭や上棟式の費用、④ 引っ越し費用、⑤ カーテンや照明器具、⑥ 家具・家電製品などの耐久消費材の購入費も掛かってきます。支払先も多岐に渡ります。ほとんどが手持ちの自己資金からの支払いになります。住宅ローンを組む時の融資額や頭金にも関わります。ざっと計算して建物価格の約20%はあらかじめ必要経費として計上しておきましょう。
※家づくりは、無理のない資金計画が重要です。❕
マイホーム取得にかかる費用には、建物の建設費、土地の購入費の他に様々な「諸費用」が発生します。これらの諸費用を含めた『総費用』を元に資金計画、返済計画を立てることが重要です。土地や建物の価格は比較的、つかみやすい物ですが資金計画から漏れてしまいがちなのが「諸費用」です。予算内で家を建てるためにも、物件価格だけの検討ではなく、諸費用も盛り込んだ『総費用』で無理のない資金計画を立てましょう。