型枠組みによる通常のコンクリート打設状況。T様邸
通常施工されている打設工事、底盤のコンクリートが固まってから外回りの内側型枠~間仕切りの立ち上げを組んでいきます。よってコンクリート打ちは1回目の底盤と立ち上げのコンクリート打ちの2回になります。
コンクリート底盤と立ち上げ部分に繋ぎ目が出来ますが立ち上げ部分の補助筋は底盤の配筋としっかり連結します。
配筋後、底盤のコンクリート1回目の打設状況。S様邸
底盤のコンクリート打ちで気を付けなければならない事はかぶりが十分とれているかの確認、チェックです。防水フィルムと鉄筋の隙間(かぶり)が均一になる様スペーサーブロックを1m間隔に入れます。コンクリートの圧が掛かるため、鉄筋が下がるので、打設時は注意すべきであります。
基礎の構造は、地盤の長期許容応力度に応じて布基礎、ベタ基礎のいずれかに分けられますが最近ではベタ基礎が多いようです。
ベタ基礎の場合、基礎底盤や立ち上げ面に水抜き孔を設置して雨水等のはけ口を設ける必要があります。
工事中雨が降った場合はプール状態になり水が中々抜けないので必ず設けます。基礎の側面の水抜き穴はふさいで処理をします。シロアリの侵入口になるので要注意ですね。