トイレ室の増改築は難しい。新築時に広めに取っておく
トイレは、日常生活に欠かせない空間。便器、便座を選ぶ際には、必要機能を吟味して便器の種類を決める。例えば、水流音(深夜のトイレの音は気になるもの)、清浄効果、節水、など・・・建築費に含まれている場合(標準仕様)が多いので、必要な機能が付いているかを確認しておくとよい。【トイレの広さ設置場所】→注文住宅の場合は、設計の段階で建築士にその旨を伝えておくと設計がスムーズに進められる。トイレが玄関脇や居室の横にあったり、燐家が近い場合には、防音加工した排水管を使用するなりの処置をする事で水流音も気にならなくなります。
【トイレづくりのポイント②】床材→トイレは湿気が多いので耐水性が有り、お手入れしやすい床材を・・・(男性が立って用を足す時、目には見えづらいかもしれませんが、実際は床に尿が飛び散っています。それが便器周りの黄ばみや、トイレ内の臭いの原因となっています。それだけに、トイレの床は汚れをサッとひと拭きできれいにでき、嫌な臭いも抑える、耐水フローリングやセラミック系の床パネル、などのトイレ専用の床材を選ぶとよい。
【小便器と手洗い器は?】最も一般的なのは、洋式のワンルーム型。トイレ内に手洗い器や手摺を付ける場合は、その分の広さが必要になります。また、小便器を設置する場合、大便器と部屋を分けるか?小便器は別に設置するのか?がポイントになります。いずれにせよ便器の種類で異なってきます。小さいお子さんがいる家庭では大小、分ける家もありますね・・・
トイレを大と小に分けたトイレ室。小便器の床、側面は尿の飛び散り対策でセラミック系のパネル貼り。
≪新築するなら、広めに計画? 後からの工事は難しい‼≫
トイレは一生使う場所、増改築が難しいので新築するならやや広めにしておくのが得策。高齢者がいる家庭やこれから車椅子使用まで音が得るなら間口は最低でも80㎝は欲しい所です。トイレの出入り口は、ドアが一番多いですが、最近は場所を取らない片引き戸も増えて来ています。片引き戸の中でも、上吊式とレール式があり、上吊式は床にレールが無く車椅子でも楽に入っていけるので人気があるようですが、上から建具を吊っているのでガタツキがあり安定性で見るとレール式の方が後のメンテナンスを考えるとよいかと思いますね。弊社ではレール式を採用しています。車いすでも全然問題はないと思います。
手洗い付きの自然素材カウンター、飾り棚兼用。