☆建て替えが出来ない再建築不可物件とは?
家の建て替えで,既存の建物を解体して更地にしてしまうと新たに家を建てられない土地があります。それが「再建築不可物件」です。不動産物件で中古家付きの土地がこれに当たる場合も同様で、周り(周辺)の同じ広さの土地より金額が安い場合は、新たに家が建てられない土地の可能性もあります。安いからと言って中古物件で購入しても建て替えが出来ないのであれば購入する意味がないので気を付けてください!。家を建てる時には最低限の建築基準法による様々な制約があります。…好きな場所に自由に建てられる訳ではないのです。建築基準法の目的は、敷地、構造、設備及び用途に関し最低の基準を定めて、国民の生命、健康及び財産の保護を図り、公共の福祉の増進に資する事です。
建築基準法の改正で建て替えの場合、現在の基準法が適用され制約を受ける?!
建て替えが出来ない『再建築不可物件」で多いのが接道義務を満たしていない土地です。都市計画区域内で建物を建てる場合、原則として建築基準法で定められた幅4m以上の道路に2m以上接した土地でなければならない制約があります。これは、火災、地震などの災害が発生した時の避難経路、救急車や消防車が通れる経路の確保が目的です。その他に制約を受ける建物で、適合していない場合 ①リフォームは出来るが建て替えはできない! ②既存の建物より小さな建物しか建てられない!等の問題が出てきます。建て替えを検討している方はまず最初にこれらの事項を確認してから、着手するのが手順かと思いますが・・・その他に都市計画の区分、建ぺい率、容積率、高さ制限、斜線制限、ライフライン、権利に関する事項。環境や災害等安全性に問題はないか?これらの敷地条件に問題がある建物は、地域の相場より資産価値が下がるかもしれません。